「ロゴスのほん箱」145号を発行しました
新刊図書目録「ロゴスのほん箱」145号(4月20日号)を発行しました。
以下より点字データとデイジーデータがダウンロードできます。
●「ロゴスのほん箱」 第145号(2024年4月20日発行)●
点字版(zip・BES 11KB)
デイジー版(zip・11MB)
また、最新号から「潮見からのメッセージ」を以下に掲載します。
☆潮見からのメッセージ☆
年度始め
館長 平井利依子
皆さま、お元気でお過ごしですか。春の訪れ、どんなことで感じましたでしょうか。
4月は、転勤や引っ越しなどで環境が変わり、慌ただしい時期です。新しい場所、新しい人間関係等で不安な方もいらっしゃると思います。また、心機一転、新しいことを始めようと張り切っている方もいるかもしれません。私はどちらかというと、4月にリセットしたり、何かを始めたりするタイプです。それは、私の誕生日が4月で、花粉症にかかったこともなく、春が好きなせいかもしれません。春はバタバタして落ち着かない、気だるい、といった印象もありますが、私は暖かくなるにつれ、ワクワクします。
ロゴスにおいて、環境が変わるほどの変化はありませんが、年度始めに毎年必ず業務として、前年度の図書の蔵書数や貸出数をまとめて1年間の統計を出したり、決算書、事業報告書を作成したりします。これらは過去1年間の振り返りですが、次の1年に向かって事業計画書というものも考えます。
今回は、事業計画の一部分をお伝えします。
重点施策の一つとして、電子書籍製作の充実を掲げました。テキストデータ化とテキストデイジー製作を進めます。すでに、テキストデータを活用されている方もいらっしゃると思います。読書というより、とりあえずどんな内容か知りたい、と言う時に便利ですが、テキストデータ化さえしておけば、それを使用して、テキストデイジーや点字製作をすることができます。テキストデイジーは製作数が多くなっており、サピエ図書館にコンテンツがあがっています。製作時間が短く、新しい図書が読めます。合成音声で聞くことができますが、性能もだいぶよくなってきました。私たちも早く利用者へ提供できるよう、技術を磨きます。
また、ロゴスと同じ地域の公共図書館や博物館などと連携して、視覚障害者向けのイベント開催のPR先の紹介や当日のスタッフとして協力し、皆さまの生活がより豊かになるよう考えていきます。イベントの開催があったら、「ロゴスのほん箱」でご案内できればと思っています。
事業計画には、継続事業や図書館サービス以外の項目もあります。毎年事業を計画することは大変ですが、日々の作業に追われていると、新しい業務を考える機会もなかなかありません。一度立ち止まって、皆さまのニーズや全国の動きを把握しつつ、毎年一つでも二つでも新しい試みにチャレンジしていきたいと思っています。
では、4月の「ロゴスのほん箱」で、新しい本との出会いがありますように。