「考える図書館」〜一人ひとりの心によりそって〜

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新刊図書目録「ロゴスのほん箱」

当館利用者の方々に新刊図書目録をお送りしております。
「ロゴスのほん箱」は偶数月に発行し、点字版、点字データ版、録音版、墨字版を利用者の方のご要望に応じて無料でお送りしております。

最新号の点字データとデイジーデータは以下よりダウンロードしてご利用ください。

●「ロゴスのほん箱」 第136号(2022年10月20日発行)●
点字版(zip・BES 11KB)
デイジー版(zip・14MB)

また、最新号から「潮見からのメッセージ」を以下に掲載します。

 ☆潮見からのメッセージ☆

こんにちは。お元気でお過ごしですか。コロナ禍でも季節は確実に移り変わります。皆さんは秋の夜長を楽しんでいるでしょうか。
今回も「ロゴスのほん箱」編集部からメッセージをお届けします。
3Dプリンターというものがあります。3Dデータ(縦横高さの情報を持つ立体のデジタルデータ)を専用のソフトにかけて、立体造形できる機器です。粉末状の材料や液体樹脂などを使って、簡単に立体物を作ることができます。その用途は、商品開発の試作品や、貴重な文化物の保存、レプリカの作成など、さまざまです。レプリカなら、本来触れることのできない文化物に自由に触れることもできます。最近では、個人向けの3Dプリンターもあり、日用品や趣味の物を楽しんでいる人々もいます。
視覚障害者に向けて3Dモデルを開発・研究している大学入試センター教授の南谷和範(みなたにかずのり)氏のオンラインシンポジウムに参加する機会がありました。「誰もが知りたいもの、必要なものを自由に手に入れ、触れられる社会の創成に向けた3Dモデル提供体制の開発と実装」と題して、理療科教育に活用されている事例や、3Dモデルを楽しんでいる当事者の報告があり、大変興味深いものでした。このシンポジウムは、希望者が事前に申し込めば、3Dモデルが郵送され、当日は手元で確認しながら触れる楽しさを味わえるというものでした。
その中で、3Dモデルを一緒に楽しむ少人数対面ワークショップ企画の紹介がありました。模型(2個程度)の説明を聴きながら触る会、聴触会(ちょうしょくかい)というもので、さまざまな模型が用意されています。東京ビッグサイトや、DNA二重らせん、東京カテドラル聖マリア大聖堂などがあるそうです。建築物は全体を把握することができ、説明を受けながら触れて確認できます。私も参加して、実際に触れてみたくなりました。
言葉での説明に加えて触れて確認する、ということで、言葉以上のことを知ることができます。たとえば教育現場で活用すれば、子どもたちの世界がより豊かになるでしょう。
最近は、触れる絵画があったり、美術館・博物館でも「触れる」企画展などを開催しています。南谷氏によると、まだまだ制作する体制が整っていないとのことでしたが、3Dモデルも、もっと普及していくといいなと感じた、シンポジウムでした。

では、今月の「ロゴスのほん箱」をお届けします。充実した、「読書の秋」になりますように。

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