「考える図書館」〜一人ひとりの心によりそって〜

〒135-8585 東京都江東区潮見2-10-10 日本カトリック会館内

TEL 03-5632-4428
FAX 03-5632-4454

開館時間:平日9時~17時

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第19回ロゴスの文化教室

 批評家の若松英輔さんとともに、教皇フランシスコ『福音の喜び』の言葉を深く味わいながら、「弱さを受け容れるためにできること」について考えます。当館のために特別に収録された完全オリジナル講演となっております。
 視聴料は図書館事業のため大切に使わせていただきます。皆様からのお申し込みをお待ちしております。
 ※ご視聴にはパソコンやスマートフォン等の再生機器類と、インターネット環境が必要になります。

講演テーマ「弱さを受け容れるためにできること」

   講演者 若松英輔氏(批評家・随筆家)

 コロナ危機は、さまざまな点で「弱さ」とは何かを考える機会となりました。身体的にだけでなく精神的にも、霊的にもそうなのかもしれません。
 これまで私たちは「弱さ」を克服するべきものであると考えてきました。「弱い」よりも「強い」方が望ましいと一面的に感じてきたのかもしれません。しかし、パウロは「コリントの人々への第二の手紙」で「自分自身については、弱さ以外のことを誇りはしません」あるいは「わたしは、弱っている時こそ、強いからです」とも語ります。パウロがいう「弱さ」を受け容れた先にある、真の「強さ」とは何か。先人の言葉に寄り添いながら皆さんと考えを深めてみたいと思います。(若松英輔)

写真・若松英輔氏

写真・若松英輔氏

 

≪講演者プロフィール≫

若松英輔氏
批評家・随筆家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて三田文学新人賞を受賞。2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』にて西脇順三郎学術賞を受賞。2018年『詩集 見えない涙』にて詩歌文学館賞を受賞。2018年『小林秀雄 美しい花』にて角川財団学芸賞、2019年第十六回蓮如賞を受賞。その他著書多数。

 

※本講演の配信は終了しました。たくさんのお申し込みをありがとうございました。

【実施報告】

コロナ禍での開催にともない、配信というかたちで初めて実施したロゴスの文化教室でしたが、インターネット環境があればどなたでも視聴できることから大変ご好評をいただきました。
実際に視聴された方からは、
「とても聞きやすくてよかった」
「本当にじっくりと一つ一つの言葉をかみしめながら聴くことができた。あらためて回勅を読んでみたい」
「あらためて、教皇様の福音の喜びを丁寧に読み返したいし、今日からの私の暮らしを見つめ直し、しっかり歩んでいきたいと思う」
などご感想をお寄せくださいました。

ご視聴くださった皆さま誠にありがとうございました。

 

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