法人事業
理事長挨拶
ロゴス点字図書館の名前にある「ロゴス」は、新約聖書のヨハネ福音の冒頭に記されています。そこには、「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった」とあります。この「言(ことば)」が、原語のギリシャ語で「ロゴス」です。ロゴスは知恵であり、真理であり、愛であり、いつくしみであり、生きるためのよりどころとなる原理でもあります。ロゴス点字図書館は、わたしたちが命をより良く生きる道を見いだすため、ともに考える手助けとなることを願っています。
図書館の歩みは1953年に、カトリック洗足教会で、カトリック点字図書館として始まりました。その後2001年には社会福祉法人ぶどうの木として独立し、名称もロゴス点字図書館とあらためました。カトリック教会が土台であり、また蔵書も宗教書や哲学書が中心ですが、決してクリスチャン専用図書館というわけではありません。神から与えられた命を生きる道を求めているすべての人と、ともに考えを深めるための図書館です。
30年以上も昔、わたしはアフリカのガーナという国で働いていました。山奥の教会に住んでいましたが、その地には、いわゆる社会福祉の施設や制度がほとんどありませんでした。しかし障がいと共に生きておられる方々は、地域の共同体によって支えられていました。貧しさにあえぐ農村地帯でしたが、皆さまざまな人生の事情を抱えながら、互いに支え合いながら、一緒に命をつないでいました。連帯が、いのちを生きる希望を生み出していました。
当時のアフリカと比較するなら経済も発展し社会制度も整った日本ですが、いくら制度を整え、資金を費やしても、生み出すことが出来ないのは、生きる希望です。希望は、互いに助け合う連帯から生まれます。
この図書館が、社会の厳しい荒れ野のただ中にあって、命の希望を生み出す連帯の源となれるよう、これからも務めてまいります。
社会福祉法人ぶどうの木 理事長 菊地功(カトリック東京大司教)
法人名
所在地
設立
1953年 1月 6日 カトリック点字図書館創設
2001年 3月26日 社会福祉法人ぶどうの木設立 (略年譜)
代表者
役員・評議員(2024年4月1日現在)
業務執行理事 平井 利依子
理事 青山 幸恭
姉崎 久志
鏑木 衡平
川口 薫
田中 徹二
監 事 石原 尚樹
田代 清和
評議員 會津 正明
今村 進
川島 義之
佐伯 胖
佐藤 聖一
田代 嘉子
林 良洋
中山 利恵子
山口 和彦
【事業計画】
2024年度 事業計画書(PDF・266KB)
2023年度 事業計画書(PDF・288KB)
【事業報告】
2023年度 事業報告書(PDF・350KB)
2022年度 事業報告書(PDF・381KB)
【2023年度決算報告】
法人単位資金収支計算書(PDF・184KB)
法人単位事業活動計算書(PDF・178KB)
法人単位貸借対照表(PDF・192KB)
財産目録(PDF・396KB)
【情報公開】
現況報告や計算書類等の詳しい情報は以下へ(外部サイト)
社会福祉法人の財務諸表等電子開示システム(WAM NET)