「考える図書館」〜一人ひとりの心によりそって〜

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「ロゴスのほん箱」156号を発行しました

新刊図書目録「ロゴスのほん箱」156号(2月20日号)を発行しました。
以下より点字データとデイジーデータがダウンロードできます。

●「ロゴスのほん箱」 第156号(2026年2月20日発行)●
点字版(zip・BES 12KB)
デイジー版(zip・14MB)

また、最新号から「潮見からのメッセージ」を以下に掲載します。

 ☆潮見からのメッセージ☆

   りんごプロジェクト

                                    館長 平井利依子

 2026年になり、あっという間に2か月が過ぎようとしています。新年に目標を立てましたが、意識しないとこのまま過ぎてしまうように感じています。何とかモチベーションを上げて目標に近づけるようにしたいと思っています。

 皆さんは「りんごプロジェクト」をご存じでしょうか。「NPO法人ピープルデザイン研究所」というところが立ち上げた活動です。
 最近、「アクセシブルな図書」という言葉を耳にします。皆さんが利用している点字図書、音声・テキスト・マルチメディア・シネマ等のデイジー図書がそうですが、さらには音声で聞ける電子書籍出版物や、さわる絵本、布の絵本、大活字本、やさしい言葉でわかりやすく書かれたLLブック等もアクセシブルな図書です。世の中には活字を読むことが難しいと感じて、読書をあきらめてしまっている人がいるかもしれません。そして、このような図書の存在を知らない人がまだまだ多いのではないかと感じます。
 特に障害のある子どもは本と出会う機会が少なくなってしまいがちです。アクセシブルな図書を通じて読書に触れるなかで、言語力を培ったり知的好奇心が芽生えます。子ども時代に読書するということは大切です。
 「りんごプロジェクト」は、1993年にスウェーデンの図書館で始まった「りんごの棚」という、読書に困難がある子どもを含むすべての人々が楽しめるよう、点字本や大きな文字の本などを集めた読書支援活動に由来します。
 小中学校、高校・大学、特別支援学校のほか、デイサービス、親の会、図書館など様々な場所で読書バリアフリーの基礎知識をレクチャーする出前授業、アクセシブルな図書の体験会などを実施しています。
 また、障害の有無にかかわらず、誰もが楽しめる本を集めた「りんごの棚」を設置する図書館も増えてきました。日本では、子どもだけでなく大人にも開かれた読書の場として広がっています。りんごプロジェクトはこのような活動を通じて、誰もが読書を楽しめる社会をめざしています。
 点字図書館は、点字や録音図書を製作し、貸出ししていますが、それだけではなかなか点字図書館の存在やアクセシブルな図書を知っていただけません。このような活動をしている方たちが読書バリアフリーを盛り上げてくださっていると感じます。「りんごプロジェクト」は、12月に内閣府特命担当大臣表彰優良賞を受賞されました。
 皆さんが読書をもっと楽しめるように、私も普及啓発につとめたい・・・これが私の今年の目標の一つです。

 では、「ロゴスのほん箱」で楽しい読書ができますように。

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