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図書館の概要

社会福祉法人 ぶどうの木・ロゴス点字図書館は"考える図書館"をテーマに、宗教書や哲学書を中心にした蔵書を揃えています。全国の視覚障害者を対象に、点字図書や録音図書の製作貸し出し、点字出版、視覚障害者の生活相談など各種の事業を行っています。視覚障害の方ならどなたでもご利用できます。

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名前の由来

「ぶどうの木」とは……
夕日に照らされ、棚から重く垂れ下がっている「ぶどうの木」の下で、人々は心の豊かさとやすらぎを楽しみます。これは旧約聖書に出てくる一つの風景です。私たちは、視覚障害の方々にこうした心の豊かさと平和を提供することを強く望み、法人名をこの「ぶどうの木」の名前にしました。ぶどうの房が共同体とすれば、ロゴスはコミュニケーションの発信手段として意味を持ちます。

「ロゴス」とは……
「ロゴス」はギリシア語で「言葉」や「原理」などを意味し、聖書では「神」を暗示しています。人間にとって言葉は、会話に必要なだけでなく「考える」ためにも不可欠で、一般に図書館はその必要を満たすためにあるといえます。   

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「考える図書館」に込めたおもい

ことば(ロゴス)は、人間にとって会話に必要なだけでなく、「考える」ためにも欠かせないものです。 障害のある人の多くは与えられた境遇を毎日いやおうなく意識しています。その障害を克服するのにもっとも大切なのは、「考える」ことです。人間の尊厳が障害の有無にかかわらず普遍の真理だとすれば、弱く苦しい立場にあっても、その真理を自分のものとするため、自らの力で「考えなければならない」のです。 

それゆえ当館は、障害のある利用者へ「考える」助けとなる資料を、一人ひとりの心に寄り添って、点字・録音図書その他の形で提供しています。

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